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事業内容紹介(環境システム事業部・塗装システム事業部) CSR報告書 | 大気社

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Academic year: 2018

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2016年10月、東京都目黒区の旧ダイエー碑文谷店の 耐震補強・リノベーション工事が完了しました。当社は空 調・衛生設備を請け負いました。1975年の竣工以来、地 域のランドマークとして親しまれた建物は、「イオンスタ イル碑文谷」として生まれ変わりました。新しい施設は、 多彩なライフスタイルを提案する商業施設として注目を集 めています。

環境システム事業では、ビルなどの空調設備を設計・施 工するビル空調システム事業と、工場向けの空調設備を設 計・施工する産業空調システム事業を、国内から海外にわ たり幅広く展開しています。

ビル空調システム事業では、オフィスビルをはじめ、学 校、病院、ホテル、美術館、空港ターミナルなど、多くの 人々が集まる施設の新築からリニューアルまで、人々や環 境に配慮した快適な空間をご提供する空調システムの設 計・施工を行っています。

一方、産業空調システム事業では、電子部品、医薬品、 バイオテクノロジーの分野など、製造過程で高清浄環境が 要求される生産工場や研究施設を対象に、クリーンルーム をはじめ“モノづくり”にとって最適な空調システムの設

計・施工を行っています。

特に、世界的に急速に普及が進むスマートフォンやカー エレクトロニクスでは、積層セラミックコンデンサ、高周 波部品、イメージセンサ、精密小型モーターなど高度に進 化した部品が大量に使用されます。これら電子部品の製造 環境を制御しているのが、当社の産業空調技術です。ま た、排気処理装置、公害防止装置などの環境保全装置の提 供にも注力しています。

当社は世界のさまざまな国と地域に関係会社を展開し、 業界トップレベルの海外売上高を上げています。空調事業 を基礎として蓄積した省エネルギー技術や環境保全技術 は、国内のみならず世界各地で地球環境対策に貢献してい ます。

ビル空調と産業空調を中心に、お客さまの環境価値向上に貢献します。

PICK UP 旧ダイエー碑文谷店

耐震・リノベーション工事が完了

環境システム事業

大気社 CSR報告書 2017

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完全人工光型植物工場「ベジファクトリー」

安心・安全・美味しい農作物の安定栽培を実現!

事業展開を支える研究開発施設 〜国内外に新たに実証開発センターを建設〜

当社は国内外に4つの研究開発拠点を有し、顧客が新し い価値を創造するための研究開発にチャレンジしていま す。また、千葉大学キャンパス内に同大学と共同で植物工 場研究拠点を運営、社外にも広く公開しています。 

さらに、現在、右の2つの試験栽培施設の建設を進めて います。顧客に大気社ブランドの野菜の量産栽培状況を見 学していただくとともに、顧客からのニーズの多い、栽培 環境を変えて行う品質改善、量産技術、新商品開発など実 証にフレキシブルに対応していくことを目指しています。 当社は、今後とも国内外の植物工場事業に積極的に取り 組み、社会の要請である安心・安全・美味しい農作物の安 定供給に貢献していきます。

タイ大気社

アユタヤ試験栽培施設 (仮称)

〔オープン〕 2017年11月(予定) 〔生産エリア〕

150m2

タイ・アユタヤ 植物工場

実証開発センター (仮称)

〔オープン〕 2017年11月(予定) 〔施設規模〕

400m2

東京都板橋区

事例

野菜の安全性や品質に対するニーズはますます高まる傾 向にあり、工場野菜の市場規模は今後大きく成長すること が見込まれています。当社が取り組む完全人工光型植物工 場産レタス類の国内市場規模(生産額合計)は、5年間で2 倍強に拡大すると予想され、それ以降も、業務用・加工用 野菜のニーズの増加から、同等のペースでの増加が見込ま れています。

当社は、環境エンジニアリング会社として100年以上 にわたり培ってきた空調技術をベースに、新しいアイデ アを組み合わせ、完全人工光型の水耕栽培植物工場「ベ ジファクトリー」を国内外で展開しています。世界で初 めて結球レタスの安定量産化にも成功しており、既に販 売も行われています。植物工場の設計・施工、メンテナ

ンスはもとより、事業計画のコンサルティング、量産化 や販売支援まで、事業者の植物工場事業を一貫して支援 します。グローバルネットワークを生かした海外展開へ のサポート力も当社ならではの大きな強みで、独自の空 調システムにより、大空間

の多段多列栽培棚の温湿度 むらを防止し、均一な栽培 環境を実現します。

これまで国内外で4つの 量産工場の建設に成功し、 現在福井県高浜町に日本最 大の大型工場(日産2万株 超クラス)を建設中です。

ベトナムの植物工場

工場で子どもたちが試食

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塗装システム事業

塗装システム事業では、排気処理や気流制御など、空調 設備事業で培ったコア技術をベースに発展し、高い塗装品 質の実現と省エネルギー技術や先進的な環境技術を調和さ せた自動車塗装プラントの設計・施工を行っています。

日本国内をはじめ、アメリカ、ヨーロッパ、韓国、中国、 インドなど、世界各国の自動車メーカーの大型塗装プラン トの設計・施工を手がけており、現在、世界トップクラス のシェアを誇っています。

当社は、塗装プラントの空調システムのみならず、塗装 に使用するロボット、自動車工場で必要とされる自動車ボ ディの搬送システムや塗料供給システム、さらには塗装工 場全体へとその対象範囲を広げ、工場全体の設計から建設

まで、トータルのプラントエンジニアリングをご提供して います。

塗装効率100%に向けた研究開発に注力し、使用塗料 のミニマム化およびVOC排出量のゼロ化を目指すととも に、ロボットレイアウトなどを考慮した塗装ブースのダ ウンサイジングによるCO₂排出量の削減や、近年厳しく なっている各国の法規制、国際標準規格への迅速な対応に よって、世界中の顧客のエネルギーマネジメントにも貢献 しています。

今後とも、技術開発による事業領域の拡大、原価低減の 推進、エンジニアリング力の向上により、さらなる競争力 の強化を図っていきます。

省エネルギーと環境に配慮した世界最先端の塗装技術を追求します。

2016年4月、いすゞ自動車株式会社で初となるインド 工場が竣工しました。当社はコンベヤシステムなどを含む 塗装工場の設備を一括で受注しています。新工場では、イ ンド国内の小型商用車市場におけるピックアップトラック の需要拡大に合わせて、排気量2,500CCクラスのピック アップトラック「D-MAX」が生産されています。

PICK UP いすゞ自動車株式会社

初のインド工場が竣工

大気社 CSR報告書 2017

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世界の旅客機数は、年率約5%で増加する旅客需要を背 景に、今後20年間で倍増すると予測されています。航空 機の新造機の需要が高まると同時に、機体の整備、修理、 オーバーホールといった一連のMRO(機体)ビジネスの拡 大も見込まれています。

当社はこれまで60年以上にわたり、自動車メーカーの 大型塗装プラントの設計・施工を数多く手がけてきまし た。これらの経験を通じて蓄積した技術・ノウハウが、新 造航空機の生産およびMROの分野において、活用できる と考えています。

自動車塗装で培ったノウハウを航空機塗装に活用

翼とともに飛躍! 航空機塗装事業への進出

事例

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大気社 CSR報告書 2017

航空機塗装の自動化ニーズに応える

これまで手作業による塗装が主流であった航空機塗装の 分野で、近年、自動塗装のニーズが高まっています。

航空機の機体の大部分はアルミニウム合金でできていま す。アルミニウム合金は強度が高く軽い反面、腐食しやす い難点を持っています。航空機の塗装は、航空会社の顔と しての役割以外にも、機体の素地を保護するという非常に 重要な役割を果たしています。

航空機の塗装作業において、下塗り処理では、アルミの 表面によく定着する(剥がれない)塗装が、上塗り処理で は、マイナス数十度から灼熱の温度にさらされても機体を 保護できる塗装が求められます。一方、塗料使用量・コス トの削減や燃費の向上、環境負荷低減の観点では、塗膜の 厚さを極力抑えて軽量化を図る必要性があります。航空機 塗装の自動化ニーズの高まりの背景には、こうした相反す る要求事項があります。

塗装プラントの一部であるオートメーション装置は、お 客さまにとって、製品の塗装品質や生産効率を左右する重 要な構成要素です。お客さまや社会のニーズを踏まえ、当

社では、航空機塗装を今後成長が期待できる重要な分野と 位置付けており、自動車塗装により培ってきたノウハウを もとに、まずは航空機塗装の自動化設備の納入に取り組み、 さらには、やはり手作業で行っている塗装をはがし再塗装 を行う作業(5年に1度程度発生)においても、自動化でき る設備の納入にチャレンジしていきたいと考えています。

参照

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